8.8フィートという長さも、海用としては初めて誕生した長さです。
2005年の発売時点から、すでに負荷重40gを投げられる事を絶対条件として、ロッド操作重視で設計されています。
何故40gかと言うと、40gを投げる為ためでは無く、通常そのロッドの最大負荷重の70%程度がベストなルアーの重さ。
フラットフィッシュで多用される、ルアーやリグの重さ25〜30gを、そのロッドのベストの状態でキャストするには、結果的に40g負荷重が求められるという事。
依頼を受け、私が求めたコンセプトは「エギングロッドような感度と、軽快な操作性。そしてシーバス・ロッドのような粘りとバット強度 」
軽くて、細くて、感度良好! & 粘り、強度も有る!
言うには簡単ですが、矛盾した要求でエコギア・ロッド制作担当者を困らせました。。(笑)
そしてロッド・カラーも一新、8年ぶりに新登場!! NEW 2015「ラフ・サーフ 88」
ヒラメ、マゴチ専用ロッドとして、引き続き私がプロデュース。
「 余計なカラー塗装なんて要りませんから〜 その分を他に 」と、完全メイド・イン・ジャパンに拘りました。流石にロッドの繋ぎ目のしっくり感などは、繊細なところまでこだわる日本製ならではです。
まずは、メーカーHPでのスペックをご覧下さいませ。
http://www.nories.com/saltwater/rods/flatfish_program/flatfish_program.html
エコギア・プロスタッフ 大久保さんのヒラメ89cmは、ラフサーフ88で!
その釣行記はココをクリック。
2013年の秋に最初に新プロトが私の手元に届きまして、納得いかないところも有りまして、何度かの改良をお願いして仕上がったものです。まずは前ラフ・サーフ 88を使用頂いたお客様に、今回の新モデルとの違いを少々。
1) なんせ軽くて、シャープで、感度がグ〜〜ンと向上しています。前ラフ・サーフをお持ちの方は、ワンキャストでその違いを御納得頂けると思います。
キャスト時に前モデルが「ビュン!」という風切り音ならば、新モデルは「プシュッ!」という感じ?(笑)
1) 色的なことに加え、素材が変わり細身となりましたが、バットパワーはUP!反発スピードUP!
30g前後のルアー&ワーム・リグでも、リーダーの垂らし50cm弱という短さで、振り切れる強度&反発力が有ります!かと言って、先端ティップ部分の竿の径は太くなく、むしろ細いです。
2)グリップ先端部が1cm強、前モデルよりも短くなっています。8.8ftという長さですが、リールバーから先端の長さまでの本来の竿の長さということでは、他メーカーの9.0ftと、ほぼ遜色無い長さです。
3)このロッドを船釣りや河川での鮭釣りに使用している方も結構おられるようですが、この感度と反発力と40gという最大付加重は・・・ そう! アオリイカのエギを投げるにも、操作するにもバッチリだと思います。エギの3.5号も余裕でキャスト出来、シャープなエギ操作も可能でしょう。
< 私は、アオリイカの経験は少ないのですが、この釣り用にエギング・ロッドは数多く試用してきました。この地域での前ラフ・サーフ88でのエギでのアオリイカの釣果は・・・ でかいですよっ、2.7kg! 湯河原にて >
あと、根魚 & ハタ系!!
ロッドの感度が良いということは、軽めのルアーなりリグを使用した時に、水底との「コツ・・・」という、小さなノックも解り易く、水底をタイトに根掛りを回避しながらの小刻みなロッド操作にもバッチリです。また、このバット強度は、4、50cm以上の大物根魚のやりとりにもその威力を発揮してくれると思います。
東北・北海道で開催されている エコギア「パワーオーシャンカップ」(ロック・フィッシュの大会)では、優勝者、上位者入賞者の使用ロッドとして何度も登場しています。
これこそ、これ1本有れば海のオカッパリでの釣りはOKな、オールラウンドな竿だと自信を持って推奨致します!!
4) 価格は一見高くなりましたが、サーフでもロックフィッシュにも、アオリイカにも使用できるなら3本持つに匹敵。コスパは良いと思いますよっ
5) ヒラメ、マゴチにおいては、寒〜い冬の間にも釣れます。わずかな金属を排除し、手に触れない様に・・・との設計は、2005年の発売当初からの私の希望でこのグリップ形状となっています。
6) 他のヒラメ・ロッドと硬さや長さ以上に、私側から注目して頂きたい所が「トップガイドと、第2ガイドの狭さ」 当初プロトで届いた時点では、一般的ロッド同様に均等配置だったのです。
ロッドの反発、感度、操作性は、希望通りgood!でしたが、納得できないことが一つ有って、私がダメ出しして、改良依頼をお願いしました。
理由は、PEラインは数釣行しますと段々とコシが落ちてきて、それがティップ絡みを起こし、しいてはライン・トラブル & 高切れとなります。
そこで私は、第一号のプロトのロッドに対して、最初からあえて使い古したコシの無いクタクタなPEラインをリールに巻いてテスト釣行。案の定、横風でのキャストでティップ絡みが発生。。
そしてそれをクリアする為に、改良依頼を繰り返して、何度もテスト釣行。そして問題解決!!
このガイド配置のサーフ用ロッドでは、このロッドの他には無い仕様です。有るとしたら、後出しジャンケン(笑)PEラインのコシ落ちまで配慮して出来上がったロッドって・・・無いと思いますよっ
従いまして新・ラフサーフ88では、PEラインを選びません!! 張り、コシが有れば当然で、コシの無い、安い、使い古したPEラインでもライン・トラブルは殆ど起こらないはずです。
PEラインは安くは有りませんし、釣行中の高切れは釣り自体をダメダメにします。
すでにご使用頂いている方にも(そう言えば・・・ティップ絡みが無いなぁ〜)と感じて頂ければ幸いです。
エコギアのワームや、マルキューの釣り餌を置いてある釣具店ならば、取り寄せ可能です。いきつけのお店でお尋ねください。どうぞ、よろしくご検討下さいませ。m(_ _)m
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特に突堤や港内、あるいは、サーフでも砂地サーフからちょいとテトラにも上がるというような場合や、根魚を狙う、というような場合には、この長さ、軽快感、感度良さは、使い勝手が良いですよ〜
リールですか、、、 これは好き好きが有りまして・・・(笑)
私の勝手基準ですが
1)PEライン1.5号が150〜200m巻ける物
2)軽いこと。できれば220g以内位。今のリール(シマノ エクセンスC14、
前イグジストで200g弱に慣れてしまって・・・)
3)シマノ派、ダイワ派有るようですが、私のそれぞれの好きな点は、
シマノさんは、ベールが倒れるのスムーズ。軽さがお気に入り。
ダイワさんでは、マグシールドがよさげ。そして、PEラインは乾くと潮をかんできますからスプールへのPEラインの巻き方ではダイワさんの「クロスラップ方式」が良いと思います。
あと細かなドラグ性能などはあまり気にしていません、できればハイギアの方が良いと思います。
今はシマノですが、使用してみたいのはダイワで、200g位の自重のものは、イグジストしかないのですが、前イグジストでハズレを引いてしまい、入院ばかり。
それほどの希望はないのですが、たった1)と、2)の2つをクリアするリールって意外に少ないのです。。。
軽さ、PEライン糸巻き量、そしてコストパフォーマンスでダイワ「Xファイア」なんかいかがでしょうかね〜 モアザンも良いと思いますが、ちょい高価で若干重め?
なもので、私は未だ二の足を踏んでいます。。。
大変参考になりました。
もっと早くお伺いすればよかったです。
ラフサーフ88はとても使ってみたいロッドです。それに見合ったリールについて詳しく教えて頂いたので自分でも調べてみます。今年もまだヒラメにあえていませんが益々思いが強くなっています。どんな出会いが出来るのか楽しみです。
ただ、ま〜だルアーでのヒラメポイント等が未開拓なのではないでしょうか???
フロンティア精神で、コツコツと釣れる場所を探してみてくださいませ〜〜
当たれば、きっとおいしい場所が(笑)