2014年05月12日

PEラインとリーダーの結束強度について

 私も以前はPEラインとリーダーの結び目強度が、〜ノットならば〜kg、〜 結びならば〜ポンド・・・ 随分作っては〜 計測したり、結んでは〜引っ張っての切りを嫌というほどやってきました。

 しかし、ある時から止めにしました。
 理由は「それは新品状態ででしょ? 自宅で結んだ状態でしょ?」という事。その結び目が水底、テトラ、掛け上がりで何回もコスれれば弱くなる。。。
 一日数百回キャストし、最も弱くなった状態での強度が大事。

 (第一、ロッドが折れる以上の強度を、更に求める意味は有るのか??)と考えるようになってからは、そういった机上の空論的なことは止めぇ〜〜 

 で、サーフ・ロッドでは、かなり強靭なロッドでも5kgの獲物を、宙に浮かせて持ち上げられない、ごぼう抜きできないと思って良いでしょう。

 出来てもできない! 特に釣り歴のある人程。
何故なら、ラインが切れなくても(これ以上テンション掛ければ、魚の口切れ、身切れ、針が伸びてバレるかも・・・)という不安が頭をよぎるからです。

ならば、PEラインとリーダーの結束強度は、5kgも有れば充分ということになります。
が、5kgってどれほどの重量感?

これは釣り人ならば、是非一度はやってみたほうが良い体感納得方法ですが、

★ 今一番メインで使用されているロッドで、先にルアーなりリグをセット。
 ペット・ボトル1L×数本程度を用意して、ボトルの口にルアーなりリグを結んで、水を順に入れてゆきます。

★ まずは1Lからから始めてみてください、そして竿を持ち上げる! 相当曲がるでしょ?
 持ち上がりましたか?
  余裕が有れば水の量を少しずつ増やして実釣で釣れた時に、( これ以上竿を曲げることはないだろう )( これ以上は・・ロッド折れる ?? )という手前で加水止めぇ〜! stop!!

★ どうでしょか? 相当強いバットのロッドでも3kgを宙に浮かすのは相当厳しいはずです。2kg超えると、満月どころか「つ」の字になるのではないでしょうか?

 別の見方からをすれば、ペットボトル3L分の水(3kg)に釣り針を結び、針を魚の口突き刺しにぶら下げたとしましょう。
 掛かりどころによっては簡単に針伸び、口切れ、身切れして、そのことによってバレるだろう・・とイメージできると思います。


 ということは、結び目のノット方法の好みはさておいて、PEラインとリーダーの結び目強度は3kgとは言わないまでも、余裕をみて4kg=約10ポンド弱も有れば充分! ということになりますよねっ?

< 簡単な結束強度テスト >


 「引っ張って〜kgの強度が有る!」という「机上の空論」ではなくて、例えば1釣行200回キャストしたとして、その釣行後の結び目強度が、上記の自分のロッドでの限界状態を維持できているならば、結び目強度はOK!と判断してイイんじゃないでしょうか?

 これは結び目だけではなく、リーダー先に結ぶスナップの強度にも言えることで、PEラインとリーダーの結び目(約4kg)よりも強ければ良い訳で、必要以上に強度のあるスナップやスナップ付きサルカンは、かえって蛇足ということになります。
 スナップが開いて破断する前に、PEラインとリーダー、もしくはスナップの結び目から切れる訳ですから。

 根掛りでもした時にでもペットボトルをぶら下げての限界状態と同様ほど、ギリギリの所まで竿を曲げて見て下さい。かなりロッドが大きく曲がっても、強く引いても、せいぜい2kg程度の付加しか掛かっていないのだと確認できるでしょう、おかっぱりロッドでは。

 そして、竿の満月限界前にリールのドラグがチリチリと出るように設定すればイイ訳ですよねっ?

 私の場合には、キャストで出ない程度の、緩目ドラグ設定です。いきなり走られたり、暴れたりされた時にラインや針、竿先に大きく急な負荷が掛からないように。

 で、PEラインの弱点は、擦れもに弱いこともありますが、急なテンションにも非常に弱いものです。

 ご自身の使用されているPEラインにたった一個の結びコブを作り、両手にタオルを巻き、PEラインの、両端を瞬間的に キュン!!と、引いてみてください。
あっさり簡単にプツッと切れるでしょ?

 ですから編み込み、摩擦系ノットが主流なのですよねっ?切れる強度差で、そのPEラインのポテンシャルは直ぐに解ります。

 ネットサーフィンしますと、一側面からの 「なんとか結びが〜kg」「なんじゃらノットが何ポンド」「引っ張り強度〜kg」「結び目強度が〜%ダウン・・・」 と、データーを事細かに分析してあるHPが、た〜〜くさんあります。
 が、なんか、肝心なこと(魚の口切れ、身切れ強度、針が伸ばされる強度が意外に弱い事)が見過ごされていると思います。

 ラインや結び目がいくら強度があっても、口切れ、身切れ、針伸びする事を考えれば、そうもラインにテンションを掛けられないのだということが。=(必要充分以上の、結び目にこだわっても無駄)

 
私の考えるPEラインとリーダーの結び目の必要条件を要約すれば、


1)強度的には釣行後に竿を自分の限界まで曲げて、切れない結び方であること。(自宅ではなくて、)

2)すっぽ抜けの心配のない構造の、安心な結び方であること。それを心配しながらの、魚とのやり取りは〜基本的に × 特に大物が掛かった時に、そのことが頭をよぎるようではダメ〜〜 

3)時合いを逃さないために、簡単で結び時間が短いこと。

 私の実釣テストでは、「FFノット」で結び、PEライン0.8号にフロロのリーダー4号で、4連続釣行そのまんま、水底擦れ多数有りで、その後に新シューティング・サーフ96で根掛り(笑)

 これでもか!というくらいガッツンがツン大曲げしても、結束部分からの切れは無し。ロッドとラインを一直線にして、あきらめの引張り切りでの切れは、スナップとリーダーの結束部分。

 またシンカーのみ根掛りした場合には、シンカーのみのロスト(結び目の方が、シンカーの冠より強)でした。
シンカー外れ例.jpg

※ PEラインの0.8号でも、結び目さえきっちり出来ていれば相当な引っ張り強度が有り、座布団サイズでもやり取りさえ上手くやれば充分釣り上げられる強度があると思います。
 が、ゴロタ浜などではちょいと海が荒れた状態ですと、PEライン上に流された小石が乗っかりライン切れ・・・と、いうことも多々有ります。

 あるいはロスト仕掛けによって、こちらも根掛かりの巻き添えとならない為にも1〜2ランク上のPEラインを「底物用」としてはオススメにしています。

浜でのロスト仕掛けで一番多いのが投げ釣り仕掛けで、その投げ釣り仕掛けで最も多く使用されているのがPE0.8号程度が一番多く、それに負けない強度(=こっちが切れずに、ひっこ抜ける強度)が必要だということなのです。
 
 釣り上げるために必要な強度ではなくて、ロスト仕掛けの巻き添えを食わない為に必要なPEライン号数なのです。とはいえ、PE2号までですねっ それ以上は今度は飛距離を落としますので。

posted by hiramemj at 17:13| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ FFメソッド  
この記事へのコメント
私も全く同感です!

ノットは必要以上に強度を強くしたって、釣るものによっては「過剰品質」となって、全くもって意味ないですからねぇ。

下請けに対して、無意味なまでに過剰な品質を要求する・・・要は、自分たちが製造するものについて無知であるために、不安であるから、必要以上に下請けに完璧以上のものを求める・・・最近の日本製造業の衰退を見るようです(^^;)

ノットも必要十分条件を満たせれば全く問題ないわけですよね。それで更に簡単だったら最高!
Posted by ゆたりな at 2014年05月12日 21:40
ゆたさん
おはようございます〜

どうしても数値に拘ってしまうことが多いのですが、実釣では何が起こるか解りませんしね〜

PE0.8号でもじっくりやり取りすれば、相当なサイズが上がるでしょうが、、ちょっと波が有って、掛け上りで流された小石がコツンとライン上に乗れば・・・プッツリと。。。

 なもので0.8号ではやや不安(笑)ロスト仕掛けを、こっちが切れずに引っ張り上げる強度を持たせようとすると〜1、2号以上が必要かなぁ〜と、思うのです。。。

それでは、また海で!!

Posted by 柏木 at 2014年05月13日 07:38
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